このエントリーでは、キャリ魂太郎が「SNS(チャット)カウンセリング」をどのように行っているかキャリ魂塾解決志向キャリアコンサルティング勉強会で解説したログ(逐語録)をご紹介しています。
Contents
キャリ魂塾だけ!「オンライン、SNS(チャット)カウンセリング、リアルタイム解説」
キャリ魂塾の解決志向キャリアコンサルティング勉強会では、参加された方は実際のチャット画面を見ながら、リアルタイムで私の解説を聴き、クライエント役は、解説は聴かずにロールプレイに集中するという、チャットカウンセリングのエキスパートであるキャリ魂太郎だからできる、、キャリ魂塾だけの「オンライン、SNS(チャット)カウンセリング、リアルタイム解説」を行っています。
なお、クライエント役や事例などは「全て」その場で決めており、台本や打ち合わせは一切ない、「ガチ」面談です。
音声による逐語解説
SNS(チャット)カウンセリングの特性を活かして、リアルタイムで私の「応答の意図」等を解説しています。
私がどのようにクライエントの「言葉」や「返答までの間」を理解し、キャリアコンサルティングを「構造化」しているのかなどが分かりやすくなっています。
※音声ファイルは、キャリ魂塾解決志向キャリアコンサルティング勉強会にて公開しています。
逐語録(チャットログ)
逐語部分を一切加工せず、PDFにしています。音声ファイルと併せて活用して頂くことで、学習効果が格段に高まります。
実務では「制限時間」があることがほとんど
前回↓のチャットカウンセリングログを見ていただければわかりますが、前回も今回も、私はピッタリ30分で話を終わらせています。
これは、実務的には「制限時間」が定められていることがほとんどだからです。
例えば、大学キャリアセンターなら、1人あたり30分が多いでしょう。
ハローワークでも、同様に30分のところがほとんどです。
社内面談でも、通常は30分、長くても1時間というところではないでしょうか。
そして何より、キャリアコンサルタント(キャリアコンサルティング技能士)面接試験でも、時間が設定されていますよね。
国家資格キャリアコンサルタント試験では、15分ということもあり、時間内に目標設定・方策まで求められるわけではありませんが、技能検定では基本的にはこの「目標設定・方策」までを20分(2級)、30分(1級)で終える必要があります。
つまり、「タイムマネジメント(時間を含めた構造化)」が、実務的にも試験的にも非常に重要なスキルになります。
※チャットの場合は、ツールや入力慣れなどにもよりますが、概ねリアルでの面談の2倍~3倍の時間がかかるとされているため、30分の面談は、概ね15分程度と考えてください。
「解決志向」と「解決思考」の違い
キャリコン業界では、講師レベルでも「解決志向」と「解決思考」を区別できていない方が、まだまだ少なくありません。
解決志向と解決思考は、声に出せば同じですが(笑)、その本質は全く異なるものです。
解決志向
➡️「相談者自身が」変容・解決できるような「アプローチ(関わり方)」
解決思考
➡️「支援者が」(自らの経験で)相談者の問題を解決しよう・できるとする「思い込み」
特に、最近は雑誌・週刊誌などでもキャリアコンサルタントが取り上げられることが増えてきました。
その中には、「キャリアコンサルタント(個人)の経験によって、カウンセリングに『説得力』が出る」といった、誤ったカウンセリング理解の発信が見られるものもあり、非常に残念に思います。
カウンセリングに「経験による説得力」など必要ないことは、少なくとも養成講習で基本を学んだ方にはお分かりですよね。
少し話が逸れましたが、解決志向であっても、問題志向であっても、クライエントにエンパワメントしていく点では、全く同じです。
ただ、「問題を重視しない」「クライエントのリソースと、支援者のリソース(知識・技法)の相互作用」「クライエントと支援者自身の観察重視」などが、いわゆるロジャーズ的傾聴と異なるだけです。
キャリ魂塾解決志向キャリアコンサルティング勉強会は、わずか8,000円で1年間の参加が可能!
キャリ魂塾の解決志向キャリアコンサルティング勉強会は、1期を4回、8,000円(税込)で構成していますが、修了後も1年間、オブザーバーとして参加が可能です(現在は4期の途中のため、募集はしておりません)。
また、キャリアコンサルタント業界は、伝統的に「問題志向」のロジャーズ派(ロジャリアン)が圧倒的大多数(おそらく99.9%以上)を占めており、「解決志向」のエリクソン派(エリクソニアン)の技法の本質を学べる場は、キャリ魂塾以外にはまずありません。
これは、キャリコン業界が「気持ちを聴く」ことを重視し、「問題の解決」に役立つアプローチを忌避してきたためです。
キャリ魂太郎は、元々エリクソニアンとして15年のキャリアがあり、ことエリクソン研究・理解においては、キャリコン業界では第一人者との自負があります。
そして何より、問題志向と解決志向は、「どちらか一つ」ではありません。
ぜひ、二つのアプローチを学んで、クライエントに応じて使い分けをして頂ければと思います。
ご参加いただきました皆様、クライエント役をその場で指名されたのに、快諾いただいたyamaguchiさん、ありがとうございました☺