このエントリーでは、キャリアコンサルタント養成講習では否定されがちな「解決しようとする」アプローチ(関わり方)こそが、試験機関である、キャリアコンサルティング協議会(以下「協議会」)では求められているという、「キャリアコンサルタント養成講習機関」と「協議会(試験機関)」のズレについて、解説をしています。

※本ブログでは、特に断りのない場合を除いて、日本キャリア開発協会(JCDA)を試験機関とする実技試験(面接・論述試験)は、考察しておりません。ご注意ください。

協議会は「解決に役立つ」アプローチを評価する。

キャリ魂塾では、配点を除くすべての指導を「根拠」に基づいて行っています。

だから、協議会が「解決に役立つ」アプローチ、即ち「解決志向」を評価しているであろうことも、根拠に基づいてお伝えします。

協議会発行・編集の書籍で「気持ちばっかり」を否定

(引用:国家検定2級キャリアコンサルティング技能検定 -学科問題解説と実技の視点、考え方-(第二版)P176)

※ここで「標準レベルキャリアコンサルタント」とは、レベル的には現在の「国家資格キャリアコンサルタント試験合格者」を指します。

「問題があって相談に来たのに、気持ちばっかり言われてちっとも進まない」。そしてそのようなアプローチ(関わり方)が、「問題解決に役立っていない」ことが、「キャリアコンサルタントの課題」の1つとして、ここまでハッキリと強い言葉で、苦言を呈されているんですね。

「国家検定2級キャリアコンサルティング技能検定 -学科問題解説と実技の視点、考え方-(第二版)」とは、協議会が編集・発行している書籍であり、いわば「問題解決に役立つ」アプローチに、協議会自身が「お墨付き」を与えたと言っても過言ではありません。

協議会HP掲載コラムで「解決志向のススメ」を掲載

信じられない?

そんなあなたに、もうひとつの根拠を示しますね。

(引用:キャリアコンサルティング協議会HP

「問題志向」よりも「解決志向」で行こう!

今の養成講習機関が指導している内容が、「問題志向」と言えるかは分かりません。

しかし、協議会は自身のホームページで、ここまでしっかりと「解決志向」を打ち出しています。

協議会主催研修の募集ページにおいて、「問題解決の専門家」と記載

更に言えば、協議会の研修において「問題解決の専門家を目指そう」というキャッチコピーが打ち出されていたこともあります(こちらはスクショし忘れましたが…💦)。

そんな協議会の面接試験で、解決志向が評価されないと思われているのなら、それは協議会の「気持ち」をしっかりと汲み取っていると言えるでしょうか?

協議会を試験機関とする面接試験では「解決志向」アプローチが必要

あなたがもし、協議会を試験機関とする面接試験を受験するのであれば、そのロールプレイ及び口頭試問では「解決志向」が求められる。

これが「事実」であり、キャリ魂塾が異端なのではなく、キャリ魂塾は協議会にしっかりと「寄り添っている」のです。

あなたがそれを知らないとすれば、その理由は、養成講習機関が「自分たちのやりたいアプローチ」だけにこだわり、協議会やクライエントのニーズを伝えていないから。

もしかすると、「150時間であれもこれも教えられない!」と考えているのかもしれませんが、それなら「解決志向」から教えればいいのです。

クライエントは、「気持ちを聞いて欲しい」『だけ』ではありません。

貴重な時間、交通費、面談費用、現状を何とか打開したいという想い…

こういったコストを払い、気持ちを抱えて面談に訪れたのに、いざ面談が始まると、オウム返しと気持ちを反映されるだけ。

それは、クライエントの気持ちに寄り添っていない。

だから「クレーム」になるんですね。

「問題があって相談に来たのに、気持ちばっかり言われてちっとも進まない」「問題解決に役立ってない」とハッキリと協議会に否定されているにもかかわらず、養成講習では未だに「感情(気持ち)志向」のアプローチが指導されていることが多い。

残念ながら、それが現状です。

あなたが養成講習で、どれだけ口酸っぱく「解決しようとするな」と言われたとしても、試験機関である協議会は、そして何よりあなたの目の前のクライエントは、「問題解決に役立つアプローチ」を望んでいる。

この気持ちに寄り添うのが、受験対策指導塾として、また支援の専門家として当然ではないでしょうか。

キャリ魂塾の指導は、根拠があるから納得感が違う

キャリ魂塾の面接試験対策講座は、養成講習機関とは全く異なる「解決志向」。

実技試験において、高い合格率を誇るのは、協議会とクライエントに寄り添っている(ニーズに応えている)からです。

そして、キャリ魂塾のキャリコン面接試験対策講座では、配点を除いた全ての講義・指導を「根拠」に基づいて行っています。

それは、キャリ魂太郎が「法律」業界から、支援者としての学習をスタートしたから。

不明点は、六法に当たる。つまり「根拠」となる法律条文を確認する。これが法律学習の基本です。

法律では、原則として、「目的」が述べられ、次にその法律で使われる用語(言葉)の「定義」が述べられます。

例えば、「キャリアコンサルタント」という用語一つとっても、職業能力開発促進法に定義された「キャリアコンサルタント」と、そうではない「キャリアコンサルタント」とは意味に違いがあります。

その1つは、前者には「普及・促進」が担うべき役割に含まれていないが、後者には含まれるということ。

その他にも、「展開」という用語の意味もそうですね。

あなたは『キャリアコンサルタント面接試験(以下「面接試験」)』における、「展開」という言葉の意味を、「根拠」に基づいて説明できますか?

こういった、「用語」のひとつひとつを、法律やその他資料など、可能な限り「根拠」に基づいて、受講生にお伝えしているのがキャリ魂塾の面接試験対策講座です。

全ての指導に根拠がある!キャリ魂塾面接ロールプレイ試験対策講座受付中