資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。
このエントリーでは、2020年以降の日本を予測するとともに、今後のキャリアコンサルタントの姿とキャリ魂塾の抱負を述べています。
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もし、明日会社が倒産したら、あなたは?
あなたのお勤め先が、役所なのか、大企業なのか、それとも中小企業なのか…
それはもちろん、私には分かりません。
しかし、確かなことが1つあります。
それは
「人の労働可能期間の方が、会社の寿命よりも長くなった」
ということです。
ピーター・ドラッガーは、こう述べました。
「会社の寿命が個人の労働寿命より短くなることは、歴史上初めてのことである」
例えば、大学を出た22歳の方が、創業ベンチャーで30年働くとしましょう。
当然、この人は52歳です。
下記は中小企業庁の出した「企業の生存率」です。
(引用:2011年中小企業白書)
一般的に言われている調査よりも少し高めに出ています(注3)が、それでも30年で53%の企業が市場から退場します。
いわゆる「企業30年寿命説」ですね。
つまり、大学を卒業した方が、創業ベンチャーに入ったら、30年以内に半数が倒産する。
ということです。
例えば、52歳で倒産。
子どもが大学に…とか
親の介護でお金が…とか
そういうことなんです。
52歳で転職。
厳しい。
年金貰うだけでもあと13年以上。
しかもですよ、この中小企業白書2011年、つまり前年度である2010年のものです。
2010年の30年前。
1980年です。
いえーい。めっちゃホリディー。
いきなり松浦亜弥。
時代は違いますが、ノリとしてはそんなノリです。
だって6年後(1986年)はバブル景気到来。
それが1980年です。
つまり、バブル期直前に創業して日本経済が一番いい時期を経ていても、半分退場するんです。
じゃあ今なら?
そういうことです。
そして、これはあなたを脅しているのでもなんでもなく、本当に単なる事実なんです。
2020年、パラレルキャリアを描こう
2019年は、大企業のリストラが幕を開けました。
その中には、キリンや味の素といった「業績不振」ではない企業もあります。
あなた自身はもちろんですが、あなたのお子さんが、名だたる大企業に就職したとしても、それは「一生安泰」を意味するわけではなくなったのです。
公務員はどうでしょう。
公務員なら、メンタルを病むこともなく、一生勤め上げられるのでしょうか。
「目にカレー…」ボソっ。
あ、独り言です。
それも「運」でしかないと思いますが…
国家公務員はともかく、都道府県、そして市町村。
昨年の人口減少は50万人。
島根県の人口は79万人。
本当に「行政区画」に縛られてこれからの数十年を生きていけるのか。
じゃあ、どうすればよいのか。
一つの答えは、「複数の収入源を確保する」ことです。
何でもいいです。
毎週土曜日は、フリマアプリに不用品を出品する。
ランサーズやクラウドワークス、ココナラで収入を得る。
私がおススメするのは「ブログで収入を得る」ですね。
でも、本当に何でも構いません。
noteで有料記事を販売する。
それも良いでしょう。
一昔前にDINKS(ダブルインカムノーキッズ)という言葉が流行りましたが、2020年はパラレルキャリアでマルチインカムが本格化し、当たり前の時代になってきます。
悲しいことに、ノーキッズは更に加速するでしょうけど…
女性の経済的自立を支援する
特に、女性の方は「経済的自立」がキーワードになります。
是非はともかく、配偶者に「人生を委ねる」。
これが、平成つまり2019年までの女性のキャリアに最も影響を与えていた「婚姻」の実態でした。
結婚して退職、出産、子どもが小学校に上がる、パートに出る。
イコール「配偶者に人生を委ねた」キャリアです。
そう、あなたもご存じの「M字カーブ」ですね。
しかし、30%が生涯結婚をしないという「非婚」の一般化も影響し、M字カーブもどんどんホッチキスの芯(Π)のようになります。
結果、2020年以降は、「配偶者と共に、または独力で人生を描く」。
こう変わります(もしくは変わりました)。
悩みのシビア化とキャリアコンサルティングスタイル
今まではただ「話を聴く」『だけ』のキャリアコンサルタント、キャリアコンサルティングスタイルでも、一応は席がありました。
今後は、「話を聴く」『だけ』のキャリアコンサルタントでは、席に座れなくなります。
相談者の悩みがシビアになり、クレームになるからです。
選択の一助になる情報提供、そして課題解決の提案…
今までキャリアコンサルタント業界では、どちらかというと否定されがちだった「解決志向」型アプローチも必要になる場面が増えるため、これらの知識・スキルはマストでしょう。
2020年、キャリアを「資格化」しよう!
キャリ魂塾では「資格よりも実務経験」という言葉を、「社員を離職させないための罠」とまで否定してきました。
少し考えれば、日本という国は行政による規制が非常に多く、それに伴い「実務経験よりも資格」が重視されるのは当然だと分かるはず。
にもかかわらず、社員の離職を防ぐために、企業は「資格だけあっても実務経験が無ければ意味がない」や、「資格者は頭でっかちで使えない」といった「資格者sage」を行ってきました。
終身雇用下であれば、それでもよかったのですが、今や終身雇用はほぼ崩壊しつつあります。
あえて言おう。
「実務経験よりも資格」
であると。
例えば、よく、〇〇という資格は食えない、と揶揄されます。
キャリアコンサルタントは特にそうでしょう。
しかし、1つの資格で食う必要がどこにあるのか。
なぜキャリアコンサルタント『だけ』で、食べて行かなければならないのか。
「〇〇という資格は食えない」なんて、くだらない言葉のマジックに惑わされないでください。
資格は組み合わせてこそ、その真価を発揮するのです。
キャリアコンサルタントの場合も、多くのスキル(技法)や資格、知識、それらを「目に見える(視覚化)」つまり「資格化」する。
つまり「資格化」された支援力が問われる時代に入った、と言えるのではないでしょうか。
キャリ魂塾は、2020年、あなたの「資格化」をさらに強力にバックアップしていきます。