このエントリーでは、キャリ魂塾の「ロープレ組手」と、組手として行った事例をご紹介しています。
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「面接ロープレ組手」とは
キャリ魂塾の「面接ロープレ組手」とは、参加者の中から、キャリ魂太郎がクライエント役を無作為に指名し、指名された方が2級技能検定面接試験の過去出題事例から自由に選んだ事例を用いて、ほぼ即興のロールプレイを連続で行うものです。
これは、受験生や実務に携われている方に対して、技能検定の事例を使った面談の「ひとつの参考」として頂くことを目的としており、この場でのロールプレイが、特に試験の「正答」であると主張するつもりは一切ありませんので、ご留意ください。
本エントリーでは、第22回2級キャリアコンサルティング技能検定試験(技能検定面接事例)の佐川優香さんの事例を取り上げています。
第22回2級技能検定面接事例「佐川優香さん」
大手電機メーカーに夫婦で勤務している佐川さん。
彼女の相談したいことは…
同じ会社に勤務している夫が転勤することになった。単身赴任してもらうことも考えたが、子どもが欲しいと思っているので自分が辞めようと思い、上司に相談したところ、「今まで頑張ってきたのに勿体ない。辞めるという選択肢しかないのか。」と引き止められてしまった。一旦、決心したつもりだったが、どうすべきなのか迷っており相談したい。
(出典:第22回2級キャリアコンサルティング技能検定面接ロールプレイ試験過去事例)
というものです。
この事例での「クライエントの認知のポイント」とは・・?
クライエント本人ですら気づいていない、「『相談したいこと』の認知のズレ」を「読んで」「聴いて」見極めるのが「キャリ魂流」!
15:50からの「展開」がその一つの例です。
※アップロードエラーを防ぐために、音質を低く設定しています。ご了承ください。
事例を読み込むことで「クライエントの『認知のズレ』」の可能性に気づく。
繰り返しますが、これが「正答」であると申し上げるつもりはありません。
試験官や作問担当者の方がこのエントリーを見ていれば、そんな意図はないと思われるかもしれません。
しかし、佐川さんの事例の「相談したいこと」を読み込めば、なんだか「辻褄があわない」ことが気になります。
気になることは、そのままにしない。
だから「確認」をする。
それこそが「クライエント自身が気づいていない、認知のズレ」であり、問題を解きほぐす最初のステップになるかもしれないからです。
「読む力」とは「聴く力」である。
そして、キャリ魂塾がいつもお伝えしていること。
それは「読む力」=「聴く力」だということ。
「読まない人は、聴かない人」です。
これは、学科試験でも同じです。
「問題文を読まない」と「間違える」「ひっかけられる」。
問題文とは、「試験官が伝えたいこと」なんです。
技能検定でも、国家資格試験でも、面接事例は「事前配布」なんです。
なぜ、「事前配布」なのか。
「読んで検討して欲しい」からではないでしょうか。
検討するのも、慣れが必要です。
林田健司はなぜ、「青いイナズマが僕を責める」と歌詞を書いたのか。
なぜ「イナズマが青い」のか。
「青いイナズマ」とは何を意味しているのか。
これをスルーしてしまう。
それは「興味関心を向けていない」からです。
そのあたりは↓で力説しています笑
「ロープレ組手」、初めての試みでしたが、組手を行った4つのうち、1つの事例をご紹介してみました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!