資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、国家資格キャリアコンサルタント学科試験対策として、要注意論点の一つである「日本のキャリアコンサルティング施策」について解説しています。

日本のキャリアコンサルティング施策のポイント

近年の日本社会状況の変化として、下記の4項目がある。

1.技術革新の進展
2.産業構造の変化
3.労働者意識の多様化に伴う労働移動の増加
4.職業能力のミスマッチの拡大

これらに的確に対応することが、雇用のミスマッチを解消するための大きな課題となっている。

そのため、今後の職業能力施策の重点を、下記の2点に置くこととした。

1.労働者の職業生活設計に即した自発的な職業能力開発(キャリア形成)
2.1.に資する職業能力評価制度の整備

➡「労働者の心理相談」そのものは「キャリアコンサルティング施策」としては、重視されていない。

誤解されていることも多いが、国家資格者としてのキャリアコンサルタントは心理職ではない。

あくまでも「『職業能力開発』促進法」に規定されている、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じる、国家資格者であることに注意。

職業能力開発を支援することが、「国家資格者としての」キャリアコンサルタントの役割として述べられていることはしっかりと押さえておく。(個人の考え方・捉え方・職業観は当然自由だが、個々人の思いに基づいて出題されるわけではない。)




キャリアコンサルティング導入の経緯

第7次職業能力開発基本計画の中で、労働市場を有効に機能させるためのインフラストラクチャーとし て、キャリア形成の促進のための支援システムの整備が掲げられた。

1.事業主は「キャリアコンサルティングの機会の確保」に努めなければならない。
2.公共職業能力開発施設の⾧は「キャリアコンサルタントによる相談の機会の確保」に努めなければならない。
3.公共職業安定所は、学校その他の関係者と協力して、「キャリアコンサルタントによる相談の機会の付与」等のために必要な措置を講ずる。(職業安定法第26条2)

第10次職業能力開発基本計画

1.生産性向上に向けた人材育成の強化
➡労働者の自発的な能力開発が一層重要になっているが、同時に労働者自身も自発的な能力開発の方向付けや積極的な投資を行いにくい状況でもある。

➡就社ではなく、就職という考え方が広まり、職業人生を通じて継続的なキャリア形成という捉え方がますます重要になっている。

2.全員参加の社会の実現加速
➡高齢期に入る前からの職業生活設計や能力開発が重要。

3.産業界のニーズや地域の創意工夫を生かした人材育成の推進

4.人材の最適配置を実現するための労働市場インフラの戦略的展開
➡職業訓練制度と職業能力評価制度が両輪。
➡すなわち、ハロー・トレーニング(とその前提となるジョブ・カード)と職業能力評価基準




政策的な支援が必要な理由

1.労働移動が増大する中で、雇用のセーフティーネットの観点から、個人主体のキャリア形成支援を通じて、個人の雇用可能性を高めていかなければならない。

2.技術革新等により変化が常に生ずる中で、能力のミスマッチの解消を図るためには職業ニーズの動向と個人のキャリアを定期的に摺り合わせていく『仕組み』が必要。
➡この「仕組み」がセルフキャリアドック等の企業内キャリアコンサルティング制度

3.知識社会を迎える中で、新たな付加価値を生み出すためには、個々の労働者の自立した姿勢が必要であり、個人の取組みが企業や社会の活性化に直接影響する。

キャリ魂塾なら「出題される重要ポイント」を、基礎からしっかりと理解できます。

法律と(キャリア)心理。

この2つを社会保険労務士、公認心理師という専門職の立場から、実務と理論で講義するのがキャリ魂塾の国家資格キャリアコンサルタント学科試験対策講座です。

更に、徹底した過去問と国の施策研究。

だから、キャリ魂太郎は1級キャリアコンサルティング技能検定学科試験も94点で合格。

しかも、これまで受験した全てのキャリアコンサルタント学科試験・技能検定学科試験を30分で退席しています。

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第15回以降のキャリアコンサルタント学科試験は、難化が予想されます。

これも「根拠」に基づいて解説するのがキャリ魂塾。

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