資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、サビカスの提唱した「キャリアアダプタビリティの4次元」から、キャリア関心・キャリア統制について、解説しています。

第12回学科試験対策講座で解説した、サビカス「キャリア関心・統制」

昨日は、第12回学科試験対策講座のスタートでした。

特に時間をかけたのは、サビカスの「キャリアアダプタビリティの4次元」です。

キャリア関心
キャリア統制
キャリア好奇心
キャリア自信

この4つですね。

この論点は、技能検定1、2級学科試験、国家試験を通じて、第9回国家資格キャリコン試験で初出、にもかかわらず、第11回でも出題されたという、試験対策上非常に注意すべき論点です。

キャリア統制とキャリア関心

私が特に重視しているのは、「あなたの人生があなたのものならば(キャリア統制)、あなたは何がしたいのか(キャリア関心)」ということです。

あなたの人生が、今あなたのものではなく、会社のものになっていたり、家族のものになっていたり、子どものものになっているかもしれません。

このように、あなたの人生があなた以外の他者に統制(支配)されていることは十分あり得ることです。

しかし、支配されているということは、ある意味ではラクなんです。

考えなくていいから。

自由とは、「自分で考えなければならない」ということです。

そして同時に「自分で責任を取らなければならない」ということでもあります。

自由なのだから、誰かに考えてもらうことも、責任を分担してもらうこともできません。(環境の責任はありますが)

だからこそ、

「自分が本当に望むことはなんなのか」

これを持っていなければ、統制を取り戻しても意味がない。

だから、問いかけるんです。

まるで、映画「マトリックス」のモーフィアスのように。

モーフィアス「青い薬を選べば、この話は終わり、君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。赤い薬を選べば、君はアリスの不思議の国の客となり、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう」

Morpheus: You take the blue pill – the story ends, you wake up in your bed and believe whatever you want to believe. You take the red pill – you stay in Wonderland and I show you how deep the rabbit-hole goes.

出典:マトリックス

蛇足ですが、マトリックスが公開された1999年より少し前の1990年頃に大ヒットした、「ソフィーの世界」でも、哲学者(世界の成り立ちや自分の存在する意味などを探索する人)は「ウサギの毛の先に上ろうとする人」と表現されていましたね。

モーフィアスは赤と青の薬を選ばせましたが、サビカスは「キャリア質問」という問いかけを使いました。

「あなたの人生を支配しているのは誰なのか?」

「あなたが本当に望むことはなんなのか?」

と。

この質問により、あなたは「他者に支配された自分自身」でいるか、「自分の人生を自分自身に取り戻すか」を考えることになります。

まさにマトリックス。

マトリックスの主人公、キアヌ・リーヴス演じる「NEO」は「ONE」のアナグラムです。

「ONE」とは救世主と訳されますが、同時に(そして当然に)「唯一の存在」、つまりマトリックスというシステム(コンピュータ)に支配された「群れ」としての人類ではなく、自由になった「個人」を意味します。




サビカスの「キャリアアダプタビリティの4次元」を学ぼう

サビカスは、キャリア構築インタビュー、5つの質問などを提唱しましたが、個人的に最も大切なことは、この「キャリアアダプタビリティの4次元」だと思っています。

あなたは、あなたの人生をあなたの手に取り戻したとき、何をしたいんですか?

それを見つけることが、ある意味では「中年の危機」(そして今後の日本では「老成期」)における自己理解だと思うんですよね。

それが「ライフ・テーマ」につながるはずだから。

そんなわけで、今度のキャリ魂塾プロフィール用画像撮影イベントでは、待ち時間に自己理解1,000本ノックをします。

お楽しみに( *´艸`)

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