このエントリーでは、キャリアコンサルティング協議会の実施する、国家資格キャリアコンサルタント面接試験対策において重要な「労働者属性」について、今回2つの属性追加の可能性があることについて解説しています。

※本ブログの試験対策情報では、「キャリアコンサルティング協議会が指定試験機関として実施する面接試験」について対象としており、日本キャリア開発協会(JCDA)の面接試験は一切考慮しておりませんので、ご注意ください。

労働者属性とは

労働者属性とは、「キャリアコンサルティング協議会が、厚労省から委託されたキャリアコンサルティング技法開発」の中で、その対象とされる労働者の属性を指します。

キャリ魂塾では、この「労働者属性」を重視、分析した面接試験対策を行ってきました。

しかし協議会面接ロープレ試験では、昨年以降、生産性本部が開発した「キャリアコンサルティング技法」として、2つの労働者属性が追加されています。

それが

・治療と職業生活の両立(を目指す労働者)
・就職氷河期世代の労働者

です。

厚生労働省からは、下記のようにアナウンスされています。

厚生労働省では、平成30年度委託事業において、キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティングの質向上を図るため、労働者属性別(治療と職業生活の両立支援、就職氷河期世代の労働者への支援)のキャリア形成における課題に応じたキャリアコンサルティング技法の開発を行いました。

経験やスキルが乏しいキャリアコンサルタントはもちろんのこと、経験豊富なキャリアコンサルタントの皆さまにとっても、参考資料の1つになると考えておりますので、各相談者等への支援にあたりぜひご活用ください。

出典:厚生労働省

キャリ魂塾では、第13回、14回試験の面接ロープレ試験出題事例も提供しています。

これまでは、大別すると労働者属性は下記の3つの属性と考えられる出題がほとんどでした。(それ以外の出題は第1回の学生のみ)

・中高年キャリアチェンジ
・女性ライフプランニング
・若年早期離職希望者

しかし、予想通り、氷河期支援、治療との両立支援も出題されてきています。

キャリ魂塾では、こういった直近の面接試験過去出題事例もご提供しております。

大きなベースとしてのアプローチは、それほど変わりはありませんが、氷河期支援や治療との両立支援という出題も意識した練習を、必ず行うようお願いいたします。

キャリ魂塾スタート当初から推してきた4S点検は、厚労省でも推奨されています。

2016年(平成28年)の国家資格(試験)化とほぼ同時に、キャリ魂塾ではシュロスバーグ4S点検を、いち早く面接ロープレ試験に取り入れてきました。

当初は、養成講習の指導と全く違う」「質問するなと指導されたのに」と驚かれることの多かった、4S点検。

しかし今や、厚労省でも「4Sヒアリングシート」が公開されるなど、キャリ魂塾の面接ロープレ試験対策が正しかったことが証明されています。


(出典:厚生労働省

そして、このシートにあるように「ヒアリング」、言い換えれば「リソースの点検」が重要になってきます。

この「点検」をしっかりと行うために、「傾聴」によってラポールを構築していく。

これが「システマティック・アプローチ」にも準拠した「キャリアコンサルティング」になるんですね。

キャリ魂塾の指導は、国やキャリアコンサルティング協議会の考える「キャリアコンサルタント像」にしっかりとミートしていますので、安心してご受講頂けます。