資格で理想のライフスタイルを実現する、キャリ魂塾のキャリ魂太郎です。


このエントリーでは、キャリ魂塾が推奨し続けてきた、4S理論とキャリアコンサルティングの6分野について解説しています。

※キャリ魂塾では、日本キャリア開発協会(JCDA)の実技試験は対象としておりません。ご注意ください。

4S理論とキャリアコンサルティングの6分野

キャリ魂塾は、キャリアコンサルティング協議会(以下「協議会」)にミートした実技試験対策を、第2回試験から行っています。

※第1回試験は、キャリ魂塾メソッドで合格できるかのチェックを行ったため、第2回試験からとなります。

キャリ魂塾が開塾時から前面に打ち出し、3年半に渡って磨き続けてきた結果、今や協議会論述・面接ロープレ試験対策のメインストリームの一つと言える理論として広まったのが、シュロスバーグの4S理論です。

養成講習修了時点では、(テキストには載っているが)「講座では聞いたことが無い」「全く教えられていない」という声も意外と多いのですが…

4S理論とは?

これまでのキャリア発達理論は「ある年齢段階において人々が共通に遭遇する出来事や課題があり、そうしたライフ・イベントや課題を乗り越えながら人は次の発達段階(ステージ)に移行していくと考えて」、クライエントの問題を見立てます。

これに対して、クライエンに起きた(イベント)・起きなかった(ノンイベント)を「転機(トランジション)」(の連続)と捉え、その中でも、人生に大きな変化をもたらすような転機に注目し、そのプロセスの理解と、転機を乗り越えるための支援方法を体系化した理論が4S理論です。

キャリアコンサルティング協議会試験対策に最適な理論は4S理論。その理由は?

この4S理論は、4つのSすなわち

・self(自己)
・situation(状況)
・support(支援)
・strategy(戦略

この4つの「資源(リソース)」が、クライエント自身に備わっているのに見過ごしていないか、又は活用できるのに「活用できると気づいていない」・「活用できないと思い込んでいる」ような状態ではないか、また人生設計(ライフプラン)やキャリアビジョンを見失っていないかを「点検」します。

これが

・「自己理解」
・「仕事理解」
・「啓発的経験」
・「キャリア選択に掛かる意思決定」
・「方策の実行」
・「適応支援」

(出典:「従業員の主体的なキャリア形成を支援するために」 「キャリアコンサルティング理論と実際 5訂版」雇用研究会)

を柱とする、キャリアコンサルティングと非常に相性が良いのです。

4S理論は「キャリアコンサルティングの6分野」支援にマッチする理論

「キャリアコンサルタントの基本書」である「キャリアコンサルティング理論と実際」でも、はっきりと

すなわち、キャリア・ガイダンスやキャリアコンサルティングとは、クライエントの特性や状況に応じてこの6分野全てまたは一部分を行うことである。

(出典:「キャリアコンサルティング理論と実際 5訂版」雇用研究会 p217)

このように述べられており、この6分野支援と非常に相性が良い4S理論は、協議会実技試験合格において「鉄板」のアプローチと言えます。

※「4S点検」にばかり意識が向いてしまい、クライエントの「話しを聴けない」のでは本末転倒です。「傾聴」がベースであることをしっかりとご理解ください。

厚生労働省の「キャリアコンサルティング技法」でも4S理論の活用が組み込まれています。

厚生労働省では、若年者、女性、中高年、氷河期支援、病気からの復職支援といった、さまざまな状況下の労働者や求職者への、キャリアコンサルティング技法を提供しています。

この中に、「治療と職業生活の両立支援」があります。

(蛇足ですが、この「治療と職業生活の両立」と「就職氷河期世代の労働者支援」は、第13回以降の面接試験において、重要なポイントと考えられますので、意識しておいて下さい)

その「治療と職業生活の両立支援」における「キャリアコンサルティング技法(ツール)として、4Sが取り上げられています。

(引用:厚生労働省

(厚生労働省のキャリアコンサルティング技法では、全て「ツール」としてこのようなシートが用意されていることも、「メモを取るな」という指導や協議会試験と真逆であり、非常に興味深いですよね。)

あなたも、キャリ魂塾の面接ロールプレイ試験対策講座や論述試験対策講座で「4S理論」を学び、「実務に役立つ」実力を身に付け、実技試験合格、そして喜ばれるクライエント支援を目指しませんか?




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