このエントリーでは、「AIでは代替困難」と思われていた、対人援助業務が、意外と簡単に代替される可能性が極めて高いことについて、解説しています。

youtubeがヤバい。

皆さん、youtubeご存知ですよね。

あれね、もう本当にヤバイいと思うんですよ。

というのも、私はyoutubeにアカウントを持っているので、youtubeからおススメ音楽(動画)が表示されるんですけど、このyoutubeのおススメ音楽がね、もうめっちゃ私の好みを分かってるんですよ。

これ、絶対に人間には無理です。

人間は、フルタイムで寄り添い続けられませんから。

演歌が消える日

この流れで考えると、いずれ演歌は消えますね。

皆さんは、たぶん、これからもBzやSMAP、嵐、ラルクそういった90年代Jpopの影響を受けた音楽を聴いている方が多いでしょう。

彼らが20年後、演歌を歌うか?

歌いません。

たぶん、今と同じような歌を歌う(かプロデュースする)でしょう。

つまり、今60代以下の方の音楽の好みは演歌にシフトしません。
(今既に演歌を好きな方も、徐々に好みが変えられるかもしれません。演歌市場は小さく、Googleへの広告費投下が小さいからです。)

youtubeは好みを学習し続けながら、今の流行りの音楽を勧めてくる

逆に、youtubeは、私たちの好みを学習しながら、今の流行りの音楽をおススメしてきます。(その時々の音楽市場が最大の広告費投下を行うからです)

私の場合だと、SIRUP、Nulbarich、ウォルピスカーター、ヨルシカ、ポルカドットスティングレイなどをぶっこんできます。

いうてクィーン聴いているのに、ビリージョエルも聴いているのに、ガン無視で次に神山羊を聴かせようとするのです。

つまり、「クィーン?それより、こっちの方が好きでしょ」ってのを聴かせるのです。

なんやこれは。最高やないか。

となってしまうことが多いんですよ。

音楽は好きなのがかかると逆らえませんからね。

そうなると、ずっと私の音楽の趣味嗜好は、youtube(Google)に握られているわけです。

スマートスピーカーがまず握るのはヘルスケア

この環境の影響が一番大きいのが、子どもです。

なので、まず子どもがアレクサに依存します。

生まれたときからアレクサと一緒にいれば、いずれアレクサ(とかGoogleスピーカー)が最高かつ唯一の相談相手になります。

絶対そうなります。AIは24時間学習をし続けますから。

落ち込んだとき、ツラいとき、苦しいとき…

そういった人生の各シーンにおける、ストレス解消の音楽、名言、本、食事、そして行動…

全てアレクサが知っている、そうなります。(別に日本に限りませんが、日本だけでも今や両親は働き方改革により共働きですから、アレクサ依存は更にアップすることになります)

そして、子どもたちはこう問いかけます。

「アレクサ、半年で10キロ落としたいんだけど、どういうスケジュールが良い?」

「OK,あなたの気持ちは分かりますが、半年なら8.5キロ。これがあなたの健康を損なわない限界です。

それ以上は体重を落とすのではなく、服装で痩せているように見せましょう。

健康的で美しく痩せられますし、何よりその方がラクです。

予算3000円以内で、スリムかつ足長に見えるジーンズがZARA、GAP、UNIQLOからご提案されていますが、見てみますか?」

アレクサを持っていないので、全く知りません(応答は私が勝手にイメージしたものです)が、近い将来こうなるのがもはや確定です。

気づかないうちに、AmazonやGoogleがヘルスケアを担うんですね。

VPIが終了する日…アレクサが適職診断を担う。

次に、「アレクサ…私、就職活動を始めなきゃいけないんだけど、私ってどんな職業が向いていると思う?」

これが来ます。

20年近く、文字通り昼夜を問わず、雨の日も風の日も雪の日も、その人を見続けてきてくれた、かけがえのないパートナーが、適職診断してくれるわけですよ。

そして、この診断に「被験者の嘘が混ざる余地は極めて小さい」ので、どんな適職診断検査よりも正確です。

そのとき、我々が「労働」に従事しているのかという問題はありますが…

うーむこうなると…次はMATRIXの世界ですね。

「You are the prisnor of your alexa(君は、君のアレクサの虜)」

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