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このエントリーでは、2級キャリアコンサルティング技能検定(以下「2級実技試験」とします)の<受検上の注意事項>(以下「注意事項」とします)に記載された文言について、キャリアコンサルティング協議会(以下「協議会」とします)に確認を行い、その回答を掲載しています。

なお、「受検」と「受験」については、本ブログでは全て同一の意味として取り扱い、区別しません。

2級実技試験の注意事項

今回、確認を行ったのは2級実技試験の下記の注意事項です。

協議会が試験内容を公表する前に試験内容を漏洩すること、および試験内容の漏洩が類推される行いをすることは不正行為とみなします。不正行為を行った場合、合格を取消し不合格とします。

引用:令和元年 第22回 2級キャリアコンサルティング技能検定 受検票

確認事項及びその回答

1.【実技(面接)試験】とあり、「協議会が試験内容を公表する前に、試験内容を漏洩すること」とあるが、学科、論述試験では適用されず受験直後に試験内容を公表することは問題ない旨確認したい。
→学科、論述試験に関しては、適用されない。翌日の協議会公表を待たず、例えば自作の解答などを公表して差し支えない。

2.面接試験における「試験内容の漏洩」とは何を指すのか。
→「ロールプレイケース内容」については、例えば、友人、知人、家族等受験しない方に公開しても差し支えはない。ただし、「誤解のないように」注意をして頂きたい。
→今回「不正行為とみなし不合格とする」漏洩とは、「受験以降、未受検者に対して、自分自身が受験した内容について、未受検者に話すこと」を意味するものである。

その他補足事項

2級実技(面接)試験実施概要(以下「概要」とします)とは、ロールプレイケース内容を含めたものであり、概要の公表については誤解を招かないように注意していただける限りは、漏洩とは考えていない。

確認先及び回答日時、方法

確認先:キャリアコンサルティング協議会試験部

回答日時:令和元年6月26日午後2時頃

方法:電話による口頭回答

キャリ魂塾としての考え

注意事項について、記載の内容が広範囲に解釈可能にもかかわらず、その処分が反証を許さない「漏洩とみなす」ものであり、合格の取消しもありうることから、文言の意味するところも含めて確認を行いました。

結果、注意事項に記載された文言、つまり協議会の意図する「試験内容の漏洩」とは、「受験以後、公表まで、受験者しか知り得ない内容の漏洩」を指すものでした。

しかし、「受検者しか知り得ない内容」はそもそも「公表」されません。

この点、非常に分かりづらく、受験生に余計な不安・誤解を招くものであると感じます。

協議会は、キャリアコンサルタントが「言葉」を大事にする職業であることに鑑み、可能な限り意図することが伝わりやすいような文言を検討していただきたく思います。

端的に言えば、

「面接試験の試験期間が約1か月間と長期に及ぶため、公平性の観点から、最終試験日まで受験者同士での「受検時に知り得た相談者情報の共有」を禁止する」

と書けば、ほとんど誤解を招くことはありません。

なぜそう書かないのか、徒に受験生の不安を招くようなことをする必要はなく、この点は協議会には再考を求めたいところです。

なお、今回の確認は電話で行っており、録音はもちろん、回答者の氏名を確認することは行っておりません。

本来であれば、書面での回答を求めるか、録音をすることを告げ、回答者のお名前を確認させて頂くべき内容ではありますが、今回、私の意図するところは「受検票記載のロールプレイケース内容を使った受験生同士や知人との練習が可能かどうか」を確認するものであり、これは一刻も早く回答頂きたいことだからです。

録音をすると告げることにより、回答者が変わったり、即日の回答が拒否されることや、回答者の責任問題になるようなリスクを負わせることは本意ではありません。

受験生がスムーズに、また不安なく練習に取り組めればそれでよいと考えてのことです。

どうしてもご不安な方は、ご自身でご確認を頂きますようお願い申し上げます。