養成講習で学ぶことの多くは、「傾聴」であり、資格として「コンサルタント」と名付けられているものの、「コンサルティング」としての面談が、どのように構成・提供されているのかを知る機会はあまりないのではないでしょうか。

キャリ魂塾では、社会保険労務士としての労務知識はもちろん、行政書士として「行政制度」の知識、また公認心理師として「心理療法」を使い、「傾聴」をベースとした多様なアプローチを実演しています。

このエントリーでご紹介している音声は、キャリ魂塾の「ロープレ組手」として、試験期間終了直後に、受験生に「実際に対応した相談者役」を演じて頂き、私自身は事前情報が無い状態で受験生と同じように、15分のキャリアコンサルティングを行ったものです。

※キャリ魂塾では、日本キャリア開発協会(JCDA)の実技試験への対策は行っておりません。

キャリコン面接ロールプレイ試験出題事例の「問題」とは?

キャリアコンサルティング協議会では、いわゆる「オウム返し」を中心とした「傾聴的アプローチ」だけで完結するような出題ではなく、応答の中で「問題点」が感じられる出題があります。

これらの「問題点」について、15分のロールプレイ中に、または口頭試問中に、「キャリアコンサルタントとして情報提供する」ことができるかどうかが、展開や自己評価での採点に影響する可能性は否定できません。

第15回国家資格キャリコン面接ロールプレイ試験出題事例「関さん」へのキャリア「コンサルティング」

今回の「関さん」も、そんな事例のひとつです。

「聴くだけ」、もちろん「オウム返しだけ」では、決して「問題(≒リスク)」に気づくことはできない。

いくら「内省」を支援したところで、「本人の中にない情報」は出てこないからです。

そんな「本人が知らない情報」を提供しなければ、どれだけ「自己決定権」に基づき、「自律した判断」をしたとしても、後悔してしまうことがあります。

「正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に初めて成立する。」

-ヤン・ウェンリー-

「自己決定権」とは、「正しい判断」ができることが前提なんですね(だから「未成年者の判断」には、保護者の同意が必要だったりします)。

「正しい判断」のために「正しい情報」を提供する。

「カウンセリング」でもなく、「コーチング」でもなく、今回は「コンサルティング」としてのアプローチを実演しています。

毎度おなじみ、面談残り数分での「展開」をお楽しみに!

第16回試験受験対策講座受付スタート

第16回試験対策講座の受付を開始しました。

第16回試験対策講座では、コロナウィルス感染症予防対策として、学科・面接・論述の全ての講座をZOOMで開講することとし、リアルでの講座は開講しません。

印刷費用等が発生しないため、従来の講座価格を全て値下げ改定しております。

第16回試験のリベンジに燃える方、そして初めての受験でご不安な方など、ご検討頂けましたら幸いです。